医療系の人材紹介会社について、厚生労働省によるアンケート調査では、かなり否定的な結果が報告されています。
そこで、この資料をもとに医療系専門職の人材紹介会社(転職サイト・転職エージェント)経由の採用に潜む「闇」についてまとめました。
根拠となる資料は、下記の資料で、厚生労働省のHP(https://www.mhlw.go.jp)でも閲覧可能となっています。
引用:医療・介護分野における職業紹介事業に関するアンケート調査集計結果(概要)
厚生労働省職業安定局需給調整事業課
https://www.mhlw.go.jp/content/11650000/000579094.pdf
医療職の人材紹介会社の闇・問題点
「医療職の人材紹介会社の闇・問題点」をテーマに、下記4記事構成となっています。
この記事は、各記事の概要などを簡単に説明しているまとめ記事です。
詳細については各記事をご確認ください。
また、コメントフォームから情報提供もお待ちしております。
なお、一般職やハイキャリア企業求人向けの転職エージェント、派遣サービスなどの分野についての言及は一切行っておりません。
看護師、医師、薬剤師、療法士、介護士などの有資格者の求人を専門に扱う人材紹介会社(転職サイト・転職エージェント)の闇について触れています。
では、よろしくお願いいたします!
非公開求人ドットコムのクライアントは、求人者である医療施設や介護施設です。
「医療職の採用問題をいかに解決していくか?」を最重要課題とし、採用問題を解決したいと考えている求人者をサポートします。
当サイトを通して、求人者と求職者の両者に役立つサービスを提供していく事が運営理念です。
1.人材紹介のビジネルモデル自体に問題あり
紹介手数料(相場は理論年収の20~35%)が高い事が一つ問題視されていますが、転職エージェントに支払われる手数料は、税財源からの支出である社会保障関係経費です。
「どう採用コストを抑えるか?」という視点は採用に困っている医療機関だけの問題ではなく、医療業界全体の問題です。
理論年収から採用コスト(成果報酬の金額)が算出されるため、年収を下げられる可能性が高いため、求職者にとっても重要なことです。
人材紹介のビジネルモデル(成果報酬)は、「ミスマッチでも、とりあえず雇用契約を結べば収益が上がるモデル」であり、ここに大きな欠陥があります。
政府も悪質な人材紹介業者対策の強化に着手しているが、ルールを遵守させる規制はなく、人材紹介サービスを利用する側が十分に注意しないといけないのが現状です。
詳しくはコチラの記事で解説しています。
裏事情 紹介手数料
2.人材紹介会社と求職者間でのトラブルについて
厚生労働省による「医療・介護分野における職業紹介事業に関するアンケート調査集計結果(概要)」のデータを紹介しながら、人材紹介会社と求職者間での代表的なトラブルについてふれます。
求職者から特に多いのが、「希望条件に合わない求人ばかり紹介された」とか「転職を急かされた」みたいな話です。
ですが、人材紹介ビジネスを理解していれば、ブラック病院の求人でさえも「好条件求人」として紹介する可能性は十分にあるし、転職を急かされてマイペースでは転職活動できない事がわかります。
詳しくはコチラの記事で解説しています。
3.人材紹介会社と求人者間でのトラブルについて
厚生労働省による「医療・介護分野における職業紹介事業に関するアンケート調査集計結果(概要)」のデータを紹介しながら、人材紹介会社と求人者間でのトラブルについてふれます。
よくあるトラブルは「手数料」や「返戻金」などのお金に関することと、採用後にすぐに辞めてしまう「離職・退職」に関すること、この2つです。
人材紹介会社を経由した採用は、他の採用方法に比べて圧倒的に離職率が高いというデータが出ています。
もし、人材紹介会社経由の採用を進めるなら、「よくあるトラブル」について事前に確認しておいてほしいです。
トラブルが多いと分かっていても、それでも人材紹介会社を使わざる得ない施設もあると思います。求人募集を出しても応募者が集まらないケースです。
しかし、実はここにも闇が潜んでいて、直接応募が来ないのは人材紹介会社が原因になっている可能性があります。
詳しくはコチラの記事で解説しています。
4.医療系の人材紹介のニーズと本来あるべき姿
医療系人材紹介会社には「急ぎの求人者と急ぎの求職者」をマッチングする以外の価値はほとんどないと思っています。
そもそも、一切医療に携わっていない人がどう評価して優秀な医療従事者と判断するのか、良い医療機関と判断するのか。。。できるわけがありません。
願望的な要素も含んでいますが、医療系人材紹介会社の本来あるべき姿とは何かを整理してみました。
また、求人者や求職者に対して、「人材紹介会社をどう捉えるべきか」についても説明しています。
詳しくはコチラの記事で解説しています。
最後に、、、
人材紹介会社の問題について記事を投稿しました。
けっして人材会社を一緒くたに「悪」と伝えるつもりはありません。
実際に、人材会社のサポートにより救われた求人者も求職者も大勢いると思います。
「急ぎで採用したいけど応募がない」という状況の時は、人材紹介が最も有効だと思います。
ですが、人材紹介会社の存在によって、医療機関の採用に問題が起きている現状は、医療業界全体に知ってもらう必要があると考えています。
今回のシリーズは、医療職の人材紹介会社の闇・問題点について記事にしています。
ご協力頂ける方は拡散して頂けると嬉しいです。
以上です。
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体験談投稿は下記の「対象の医療分野認定企業一覧」が対象となっています。
対象の医療分野認定企業一覧
医療・介護・保育分野における適正な有料職業紹介事業者認定制度(2023 年 2月 28日時点)
医療分野:医師、歯科医師、薬剤師、看護職、リハビリテーション専門職、医療技術者、歯科衛生士、看護助手・歯科助手、栄養士・管理栄養士、介護職(総合)
個別の転職サイトに関する口コミ情報は、各個別ページからも投稿可能になるように準備中です。
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